「ポジティブ思考が大事」は刷り込み?
仕事でミスした!なんで失敗したんだろう・・・
好きな人に振られた! 何がダメだったのかな・・・
友だちからイジメられた!ショックすぎて、どうしたらいいかわからない・・・
ネガティブな事が自分の身に起きた時、
あなたのまわりからは、どんな声が聞こえてきますか?
「ポジティブ思考でさえいれば大丈夫。」
「プラス思考が大事だよね!」と、よく聞こえてきますよね!
私たちの日常には、たくさんのコトバが溢れています。
スマホの画面やテレビなどのメディア、
職場や学校や家で関わる人たちから、
多くの情報を浴びながら、暮らしています。
これらの情報は、私たちが日々の生活の中で意識しなくても
脳・マインド・感情に訴えて、私たちの潜在意識に
勝手に入り込みやすいように加工・設計されています。
「ポジティブ思考が正しい!」という考え方も、
実は私たちの外から入ってくる情報で、無意識の間に
作り上げられていることが多いです。
「プラス思考で、全てうまくいく」って本当?
たしかに、自分の気持ちが落ちている時に
励ましてくれる声は、とてもありがたいもの。
君なら次は絶対大丈夫だよ!
なんとかなるよ!
ポジティブ思考で頑張ろう!
ポジティブに頑張れば、全てうまくいく・・・
なぜか、そのように刷り込まれていますよね・・・
でも本当は、ポジティブ思考がいつも必ず正しい訳ではないのです!
ポジティブ思考が通用しない時もある?!
なんで?!
そうなの???
ポジティブでいる事が解決方法だと思ってたのに違うの?!
わたしたちのこころは、ただポジティブでいようとしても、
上向きにならないこともあるのです。
ネガティブの種が置いてけぼりになる!
具体的な例を、幼かった僕(私に読み替えて頂いてもOKです)と
ママとの会話から、思い出してみましょう!
主人公の僕はある日、家族とお菓子を買いに出かけました。
僕のこころの声:(僕が食べたいお菓子はあるかなぁ〜?)
スーパーの陳列棚にたくさん並んだお菓子を見ているうちに、
お母さんが少し先の方まで歩いて行って、離れてしまった!
僕のこころの声:(走ってお母さんのところに行かなきゃ!)
ダーっっしゅ!
僕の声:「ママ〜!!待って〜!!」と、
大きな声で呼びながら、お母さんのすぐ近くで転けてしまいました!
僕のこころの声:(いった〜ぃ!!涙・・・ママ、僕のこと、よしよしってして)
ママの声:「あら、大丈夫ね!すぐ痛いのは飛んでいくわ!お菓子はどれにするの?」 ←ポジティブ思考
僕のこころの声:(えっ、僕のヨシヨシは置いてけぼりなの・・・?)
僕のこころの声:(ママは僕の気持ちは、どうでもいいの・・・?) ←ネガティブ思考の種!
僕のこころの声:(あっ、早く言わないと買ってもらえない!!)
僕のこころの声:(でも、なんか違う気がする・・・)
僕の声:「う〜ん、これが欲しい!」
このシーンでは、(ママは僕の気持ちはどうでもいいの?)という
疑問文が僕の中に生まれていますが、その問いは聞き届けられる事なく
ママのポジティブ思考に置き換えられて、置き去りにされています。
そしてこのネガティブ思考の厄介なところは、ヒトの潜在意識の性質によって
(ママは僕の気持ちはどうでもいい・・・)と自動的に翻訳されて、
僕の潜在意識の中に刻まれてしまうのです。
大丈夫かもしれないけど、すぐに痛いのは飛んでいくかもしれないけど、
ポジティブ思考で前には進むけれど、忘れられた僕の心の声が
心に積もっていくのです。
これが続くと、僕はいつの間にか、
(ママは僕のことはどうでもいいと思っている)
(僕は愛されていないのかも・・・)
と様々な形に変わって、こころに残った状態になることも多いです。
あなたの心が置いてけぼりになる前に、
実はたくさんある僕のこころの声に、
あなたは気づけていますか?
あなたの心の声を、聴くことは大事です!
今すこしだけ、立ちどまって
あなたの心の声に耳を傾けてみると、
次はもう少し元気で、今までよりも
もっと大きな一歩が踏み出せるかもしれません。
小さなこころの声が雪のようにシンシンと積もって、
今はもう、あなたには聞こえないのかもしれない。
✅ なんだか最近、元気になれない、
✅ ちょっとへこむ事があっただけだと思っていたけど、
なぜかしばらく、不調が続いている・・・
✅ カラダが重くて、こころもだるい感じがする・・・
✅ 朝、起きるのもつらい・・・
そんな時は一度、Sound Cafe(サウンドカフェ)に立ち寄ってみて下さい。
元気を取り戻す一歩を、踏み出せるように。
あなたの明日が今日より元気になりますように。